第10回– The 10th –
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文化・スポーツ
シクロツーリズムしまなみ
自転車文化振興に休憩・宿泊施設、ツアー企画
瀬戸内しまなみ海道の自転車文化振興へ、開通10周年の2009年4月、今治市に設立。自転車をそのまま乗せられる臨時列車の運行や観光ガイドツアー、サイクリングマップ作製、サイクリスト休憩所設置などに取り組んできた。 -
文化・スポーツ
肥土山農村歌舞伎保存会
農村歌舞伎を若手住民が上演。子どもだけの演目も
小豆島に江戸時代から300年以上にわたり受け継がれてきた「農村歌舞伎」を若手住民らが毎年、上演している。肥土山離宮八幡神社の境内には木造の「肥土山の舞台」(国指定重要有形民俗文化財)があり、そこで毎年5月3日に保存会のメンバーが中心となって -
地域間交流・移住促進
大歩危・祖谷いってみる会
宿泊施設が結束、外国人誘客に成果。波及効果も
大歩危・祖谷地区にある5つの主要宿泊施設が2000年に設立した。昔ながらの景観や歴史、暮らし、もてなしを大切に誘客に力を入れている。外国人宿泊者は12年には2000人余りだったが、19年には2万人を超えた。 -
自然・環境
福川こどもクラブ
海や川、山の自然を生かした「こども探検隊」育成
身近にある海や川、山などの自然環境を生かした「こども探検隊」の活動に十数年に渡って取り組んでいる。毎年30人程度の小学生が参加。専門家の指導や、ボランティアサークルの大学生が協力の下で、沢登りや洞窟探検など、普段はできない「冒険」を体験 -
教育・子育て
敷信村農吉
保育所を住民ら運営。給食に農産物導入し、販売も
人口3万5000人、広島県最北部の庄原市で地域住民の声から生まれた。出生数の減少で統廃合と民間委託の計画が進んでいた地域の保育所を、自分たちで運営するためだ。地域の農産物を給食に取り入れる中、販売にも事業を拡大。 -
防災・災害復興
川辺復興プロジェクトあるく
豪雨被害を機に、母親らが生活支援や地域づくり
西日本豪雨で被災した倉敷市真備町東部の川辺地区で、子育て世代の母親らを中心に結成した。当初はプレハブの拠点を開設し、住民への支援物資配布や地域外のみなし仮設住宅に出た人たちとのつながりづくりなどを実施。 -
国際交流・外国人
地域・教育魅力化プラットフォーム
島留学を拡大、都会の高校生を県全域で受け入れ
隠岐の高校に全国から生徒を呼び込む取り組みを「地域みらい留学」として島根県全域や全国に拡大するため、2017年に一般財団法人を設立した。地方と都市の生徒が刺激し合う濃密な3年間に生徒の意欲を育み、ひいては地域の活性化につなげることを目指す。 -
ビジネス
シーセブンハヤブサ
廃校を改修した複合施設を運営、人材育成拠点に
無人駅近くの小学校だった建物を、シェアオフィス、カフェ、ショップが入った複合施設「隼Lab.(ラボ)」としてオープンした。起業を支援し、投資、IT企業、地域商社が拠点を構える。オープンエリアでは、若い母親や高齢者を巻き込んだイベントがめじろ押しだ。 -
地域ブランド・特産品
くさかんむり
かやぶき職人らがワークショップ。海外と交流も
全国でも屈指のかやぶき民家数を誇る神戸市北区を中心にカヤの葺き替え作業の傍ら、かやぶきの魅力を伝えるワークショップや海外の職人との交流も手掛ける。職人7人。1棟の葺き替えに1カ月~1カ月半かかるため、年間に作業できるのは8棟ほど。 -
交流・居場所づくり
SEIN
高齢化のニュータウンに総菜店開設、交流の場に
高度経済成長期に整備されたニュータウンが高齢化で、空き部屋増加、買い物難民、独居者の孤立に直面している。課題を解決しようと、空き室を改装した総菜店「やまわけキッチン」をオープン、1人分に小分けしたおかずを組み合わせ、