特別賞– Special Award –
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共生・多様性
札幌大学ウレシパクラブ
アイヌ研究に取り組む。イベントなどで広く情報発信
札幌大学ウレシパクラブはアイヌ文化の担い手育成を目的に、2010年4月に発足した。ウレシパはアイヌ語で「育て合い」の意味で、学生22人が所属。普段はアイヌ文化を学び、17年の冬季アジア大会の採火式など各イベントで発信し続けている -
国際交流・外国人
地域・教育魅力化プラットフォーム
島留学を拡大、都会の高校生を県全域で受け入れ
隠岐の高校に全国から生徒を呼び込む取り組みを「地域みらい留学」として島根県全域や全国に拡大するため、2017年に一般財団法人を設立した。地方と都市の生徒が刺激し合う濃密な3年間に生徒の意欲を育み、ひいては地域の活性化につなげることを目指す。 -
防災・災害復興
仙台市宮城野区福住町町内会
災害対策進め食料・器具を準備、他地域も支援
東日本大震災発生後、町内の400世帯のほか、岩手県大船渡市や気仙沼市など240カ所以上に支援物資を手渡した。まちは自分たちで守るという発想の下、炊き出し用の調理器具や備蓄米などを豊富に保管していた。 -
自然・環境
きびっとの杜
荒れ地を楽しめる場にしたいと住民が公園手作り
荒れ地を楽しめる場所に変えたいと、元サラリーマンらが話し合って生まれたアイデアを住民の力で実現させた。 -
文化・スポーツ
富士山河口湖音楽祭実行委員会
野外ホールで音楽祭、一流の演奏、子どもも参加
旧河口湖町が建設した3000人収容の野外音楽ホールを活用しようと2002年から始まった。世界的指揮者、佐渡裕さんが協力、一流アーティストが出演し、ボランティアの住民が運営に携わっている。 -
自然・環境
水辺と生き物を守る農家と市民の会
アベサンショウウオやコウノトリがすむ生態系守る
豊かな里山に囲まれた越前市白山・坂口地区には、アベサンショウウオなど希少生物が生息している。 -
地域間交流・移住促進
machimori
空き店舗を再生しゲストハウスやシェアオフィス
空洞化が目立っていた中心市街地の銀座通り商店街で古いビル・空き店舗を再生、おしゃれなカフェや小さなホテル、名産の干物を自分で焼いて食べられるゲストハウスやシェアオフィスなどを運営している。 -
地域間交流・移住促進
新庄市エコロジーガーデン交流拡大プロジェクト実行委員会
広大な旧蚕糸試験場を活用したマルシェなどの開催
国の蚕糸試験場だった緑豊かな広大な敷地と歴史的建物群を活用して、農産物や手作り品を販売する「キトキトマルシェ」を地域の団体やデザイナーが協力して実施している。5月から11月まで毎月40ほどの店舗が出展し、年間1万数千人が来場する。 -
医療・健康・福祉
遠野まごころネット
ボランティアや団体を束ね、沿岸部の被災者支援
岩手県内陸部の遠野市は東日本大震災で被災した陸前高田市、大槌町、大船渡市など海沿いのまちに向かう交通の拠点。 -
農林水産業
琉球在来豚アグー保存会
沖縄在来種の豚復活に取り組み、ブランドに成長
農家や研究者らが連携して、沖縄在来のアグー豚を守ってきた。「戻し交配」と呼ばれる方法で約10年かけて原種に近いアグー豚を復活させることに成功し、絶滅も危惧された状況から脱した。