食の安全・地産地消– tax –
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日高わのわ会
トマトの村で住民が育児、商品開発、福祉に結束
人口5000のトマト産地の村で、子育てを助け合おうと母親たちが結成。「できる人が、できる時間に、できることを」をモットーにNPO化した。規格外のトマトからソースやジャムを製造販売し、オムライスが自慢の食堂を開設。 -
敷信村農吉
保育所を住民ら運営。給食に農産物導入し、販売も
人口3万5000人、広島県最北部の庄原市で地域住民の声から生まれた。出生数の減少で統廃合と民間委託の計画が進んでいた地域の保育所を、自分たちで運営するためだ。地域の農産物を給食に取り入れる中、販売にも事業を拡大。 -
二部地区活性化推進機構
宿場町の歴史を案内、ハロウィーンイベントも
中山間地の二部地区はかつて、出雲街道の宿場町として栄えた歴史を持つ。しかし、高齢化や人口減が進み、住民はまちの活力を取り戻そうと立ち上がった。 -
レインボープラン推進協議会
生ごみの堆肥化などを通じ消費者と農業をつなぐ
レインボープランとは「台所と農業をつなぐ・ながい計画」で、食と農の安心をテーマに住民が支え合う取り組みを進める。 -
八戸せんべい汁研究所
地元独特の料理を名物に。ご当地グルメの先駆け
肉や野菜のだし汁に鍋用の南部せんべいを入れ煮込む郷土料理、八戸せんべい汁。地元独特の味を全国に発信し、まちおこしにつなげようと飲食店と関係のない市民ボランティア団体を結成。 -
相可高校調理クラブ まごの店
食物調理科の高校生が人気レストランを運営
県立相可高校の食物調理科の生徒でつくる調理クラブが、土曜、日曜日や祝日のみ営業するレストランを運営している。 -
とりさし協会
「鳥刺し」食文化守ろうと衛生基準や店の認証制度創設
鳥刺しを食べる習慣が鹿児島県内と宮崎県の一部にある。9年前に他県の焼き肉店で発生した集団食中毒事件を機に、固有の食文化は危機を迎えた。立ち上がったのが食肉業者や飲食店の有志。自主的に食肉処理の衛生基準作りに取り組み、 -
食材応援隊
子ども食堂代表者が連携、食材無料提供の仕組み構築
資金難に悩む県内の子ども食堂代表者らが連携し、2017年に立ち上げた任意グループ。子どもの貧困問題に理解を示す青果の卸・仲卸業者などの協力を得て、流通外となった大量の野菜や果物を毎週火・金に無料で提供してもらう仕組みを構築。 -
学食ダイニング グランマ
女性有志が地域の大学生に無料食堂開催、食料配布も
山口県下関市の唐戸市場で、2年前の春から月に1回、地域の大学生を対象に無料の食堂を開催。40~80代の女性有志15人ほどが食材や調味料などを持ち寄り、栄養・ボリュームたっぷりの食事をボランティアで調理・提供している。 -
焼畑蕎麦苦楽部
循環型自然農法を継承、食材生かし移住や観光客呼ぶ
「焼畑蕎麦苦楽部」は宮崎県椎葉村の尾向地区で活動する地域おこしグループ。縄文時代から続くとされる循環型の自然農法「焼き畑」を継承している。植樹を通じて山を強くすることで、環境保全にも取り組んでいる。