受賞団体– archive –
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かさまつMIRAI塾
40~80代が仕事の知識を基に最先端技術を提供
「笠松の未来に光を 子どもたちに夢を」を理念に掲げ町民有志が2015年に結成、拠点となる町歴史未来館の活動を支援している。40~80代の会員約40人が所属し、仕事などで培った知識や技術を基に、最先端の科学技術について学び合い、 -
長野県時計宝飾眼鏡商業協同組合
機械式時計技術者に独自資格。高級腕時計も発売
長野県の伝統、精密機械産業の象徴とも言える時計産業では、クオーツ式の普及に伴い機械式を修理できる技術者が減少した。これに危機感を持ち2004年、独自資格「信州匠の時計修理士」を創設した。 -
グレイス・ロード
ギャンブル依存回復を目指す人々が地域活動参加
ギャンブル依存回復支援施設の入所者が、回復プログラムに取り組む傍ら、自治会の祭りや運動会、清掃など地域活動に参加している。高齢化で人口減が進む地域にとって、入所者は活力をもたらす存在になっている。 -
ふるさと福井サポートセンター
空き家活用に支援システム、希望者をマッチング
空き家対策に民間の視点でアプローチ。社会福祉協議会や学校などを巻き込んだ再生・マッチング戦略、活用の前提となる実態調査などの支援システムを開発した。タブレット端末で空き家の状況をデータベース化できる「ふるさぽマップ」を自治体向けにリリース。 -
「定期朝市」トロントロン軽トラ市
長い坂道で名物朝市・軽トラ市を開催、来客多数
トロントロンと呼ばれる地区の坂道600メートルを使って、毎月第4日曜日の朝8時から開催し、農家や漁業者らが農、海産物、畜産加工品など、多彩な商品を軽トラックに載せて出店する。 -
七尾市たかしな地区活性化協議会
習わしをまとめた「集落の教科書」で移住促進
人口減少に歯止めをかけようと2014年から空き家のデータベース化や移住者受け入れ、郷土料理の普及、廃校舎を利用したイベントなどを行ってきた。地元行事や風習をまとめて心のハードルを下げる「集落の教科書」も作製、移住者が増え始めている。 -
金屋町元気プロジェクト
石畳、町家の地区への定住支援、移住体験施設も
石畳の通りに千本格子の町家が並ぶ高岡市金屋町。2012年に国重要伝統的建造物群保存地区に選定されたが、近年は人口が減っている中、定住希望者の情報を共有・支援するとともに、町の魅力や空き家情報をSNS等で発信している。 -
ソーシャルファームさんじょう
「半農半バスケット」で子ども指導、プロ競技も
三条市の緑濃い下田地域で、農業を営みバスケットもプレーする「半農半バスケ」に各地の若者が集い、3人制プロリーグにチームを送る。農業・スポーツ・交流を柱とした「人づくり」の郷づくりを進め、あらゆるスポーツの選手がここで子どもたちを指導、 -
あらかわ子ども応援ネットワーク
市民団体と行政が連携、子どもの情報共有し支援
「子どもを真ん中にみんなで手をつなごう」。区の社会福祉協議会を事務局に多くの支援団体のネットワーク化と区、教育委員会との緊密な連携で、きめ細かい活動を展開している。3か月に1度、30を超える組織や子ども食堂など市民団体と、行政の担当者が -
松戸市に夜間中学校をつくる市民の会
学ぶ機会を失った約2千人に学習の場を提供
貧困や不登校、障害などの理由で学ぶ機会を失った人たちに学習の場を提供する夜間中学校。松戸市内に公立夜間中学校の開設を目指す人たちが1983年、「市民の会」を結成し「松戸自主夜間中学校」を開講した。それ以来、学んだ人は約2千人に上る。 -
版画フォーラム実行委員会
無形文化遺産の和紙広めようと小さな村で全国展
埼玉県唯一の村、東秩父村を中心に活動。版画にも用いられる地元の和紙は1300年の歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。そんな特産の和紙をもっと知ってもらおうと、村民の呼び掛けで2004年に設立され、 -
We are with you
日系ブラジル人らが道路、川の清掃、児童生徒健診
外国人住民の割合が18%超の群馬県大泉町で、日系ブラジル人らが立ち上げたボランティア団体。道や河川の清掃のほか、ブラジル人学校の児童生徒の健康診断事業などを展開している。15人いる会員は日系ブラジル人社会のキーパーソンで、 -
えんがお
空き店舗を拠点化、高齢者・若者・学生が交流
「えんがお」の名は「笑顔」と「縁側」、「顔の見える円の関係」から。高齢者の孤立を防ぐため、買い物や掃除など日常生活の困り事を解決していく中で若者との交流を促す。クラウドファンディングを活用、空き店舗を再生した拠点 -
サクラサク里プロジェクト
里山の桜を保全、展望台整備やガイド、出前授業
国の天然記念物「桜川のサクラ」を守る活動から始まり、かつて「西の吉野、東の桜川」と称された市の魅力として売り出そうと、地元商工会青年部の有志で結成した。苗木の育成・植樹、下草刈りや展望台の整備、ホームページによる開花状況の発表、 -
安心院町グリーンツーリズム研究会
農家に泊まり農作業を体験、地域経済の柱に成長
農家に泊まり農作業を体験するグリーンツーリズムの先駆けだ。活動を始めた1996年に8軒だった会員は50軒に増加。 -
はじまりの美術館
障がいのある方を含む誰もが集える場作り
障害のある方や現代美術家らの表現を紹介する福島県内にある小さな美術館。築約140年の酒蔵を改修し、2014年、猪苗代町にオープンした。企画展をはじめ、マルシェなどのイベントも展開。地域住民らが集う「寄り合い」を定期的に開催するなど、 -
葛力創造舎
避難解除の村で米作、商品開発、移住者受け入れ
通常ならば持続不可能と思われる人口数百人単位の過疎の村でも、住民が幸せに暮らせる仕組みを考える。原発事故による全村避難が解除されたとはいえ帰村率は低い中、メンバーは米作りから地域づくりを始めた。甘酒「ノマッシェ」を開発、 -
新庄市エコロジーガーデン交流拡大プロジェクト実行委員会
広大な旧蚕糸試験場を活用したマルシェなどの開催
国の蚕糸試験場だった緑豊かな広大な敷地と歴史的建物群を活用して、農産物や手作り品を販売する「キトキトマルシェ」を地域の団体やデザイナーが協力して実施している。5月から11月まで毎月40ほどの店舗が出展し、年間1万数千人が来場する。 -
秋田人変身力会議
〝粘り強いが口べた〟から変身するリーダー応援
秋田県民は真面目、粘り強いと評される一方で、「しょしがり(恥ずかしがり)」ともいわれる。自己主張せず、考えがあっても言わない内気、口べたな〝県民性"が外への販路拡大の支障になってきたともされる。 -
ほやほや学会
ホヤ消費拡大を目指し漁師や消費者らが魅力発信
全国有数のホヤ生産地、宮城県で、消費拡大を目指し漁師や水産加工会社、県内外の消費者らが連携した。東日本大震災で輸出が打撃を受けたことに発奮、首都圏の消費者と漁師をつなぐツアーやイベント、調理法などを学ぶワークショップを開催し、