受賞団体– archive –
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地域間交流・移住促進
箱バル不動産
空き家活用、伝統的建造物改修に募金やボランティア
歴史的な街並みが残る函館市西部地区で空き家が増え、建物が消えつつある中、「空き家を使いたい人を見つけることで街並みを守りたい」と、地域の建築士、不動産業者、デザイナーら30代の4人が2015年に設立した合同会社。 -
文化・スポーツ
与那原大綱曳実行委員会支度係
綱の上に乗る「支度」の豪華な衣装展示会を開催
440年の歴史と伝統を誇る与那原大綱曳。長さ90メートル、重さ5トンもの大綱の上に、琉球史劇の登場人物に扮した「支度」が乗り、豪華絢爛な衣装を身にまとった勇壮な姿で観衆を魅了する。これまで支度の姿は大綱曳当日の限られた時間しか -
農林水産業
琉球在来豚アグー保存会
沖縄在来種の豚復活に取り組み、ブランドに成長
農家や研究者らが連携して、沖縄在来のアグー豚を守ってきた。「戻し交配」と呼ばれる方法で約10年かけて原種に近いアグー豚を復活させることに成功し、絶滅も危惧された状況から脱した。 -
医療・健康・福祉
バリアフリーネットワーク会議
観光バリアフリー目指し空港にセンター、情報誌
全ての人々が障がいの有無にかかわりなく自由に暮らせる地域社会を目指し設立された。観光バリアフリーの推進を柱に高齢者や子ども、子育て中の親などあらゆるハンディキャップのある人々の社会参画を支援する。 -
文化・スポーツ
金吾様踊り活性化実行委員会
若い世代が伝統芸能でU・Iターン、地域を担う
400年前から続く伝統芸能「金吾様踊り」のにぎわいを取り戻そうと、有志7人が2003年に活動を始めた。踊りの復活と継承が、過疎の農村地域を再生する原動力になっている。趣旨に共鳴する若い世代がU・Iターンし、14世帯45人が農畜産業、行事など地域の担い手に加わった。 -
自然・環境
川坂川を守る会
希少動植物の宝庫、湿原を保全、案内し魅力発信
延岡市北川町を流れる川坂川周辺の豊かな自然環境を保護しようと2010年に発足。希少動植物の宝庫である川坂湿原の草刈り作業など定期的な維持管理に努めている。地区外のボランティアが参加する環境保全イベントも実施。 -
文化・スポーツ
庄内神楽座長会
神楽座結集、公演やグッズで財源確保、知名度も
由布市庄内町地域の神楽座が集まり、1993年に庄内神楽座長会を立ち上げた。定期公演や神楽祭り、出張公演を開催。グッズ販売や公演の有料化などに取り組んだことで、自主財源を確保した。「庄内と言えば神楽」というイメージが内外に浸透。 -
農林水産業
くまもと☆農家ハンター
若手農家がイノシシ駆除。IT活用、ジビエにも
熊本県内の若手農家がイノシシから農地を守るため勉強、防護を重ね、自ら狩猟免許を取り、駆除にも当たっている。ITを活用し、センサーや監視カメラで現場を「見える化」して負担を軽減。ネットを使った情報発信にも熱心だ。 -
地域間交流・移住促進
雪浦あんばんね
空き店舗や古民家を拠点にイベント、放棄地再生
海辺の静かな町の空き店舗を改修した交流施設「ゆきや」、古民家を活用したゲストハウス「雪浦ゲストハウス森田屋」を拠点に、住民や移住者が始めた地域回遊型散策イベント「雪浦ウィーク」は、毎年5月の大型連休の西海市を代表するイベントに育った。 -
自然・環境
さがクリークネット
水路を活用・保全し、豊かな環境を実現する
街中の水路網「クリーク」を地域の誇れる土木遺産として、市民が佐賀の歴史や風土の魅力を再発見できるよう取り組む。2015年から学生や会社員、公務員ら約30人が、江戸時代に築かれたクリーク文化の発展を目指し、「暮らす」「使う」「維持する」をコンセプトに -
観光
のこのしまアイランドパーク
農家が家族と四季の花の種をまき自然公園を開設
故久保田耕作さんは1941年から能古島を開墾。福岡市でも有数のサツマ芋生産者になったが、巨大な東京の市場を視察し、高度成長期には心を癒す自然が必ず求められると感じて自然公園づくりに目を向けた。家族で四季の種をまき、花を育てた。 -
教育・子育て
日高わのわ会
トマトの村で住民が育児、商品開発、福祉に結束
人口5000のトマト産地の村で、子育てを助け合おうと母親たちが結成。「できる人が、できる時間に、できることを」をモットーにNPO化した。規格外のトマトからソースやジャムを製造販売し、オムライスが自慢の食堂を開設。 -
文化・スポーツ
シクロツーリズムしまなみ
自転車文化振興に休憩・宿泊施設、ツアー企画
瀬戸内しまなみ海道の自転車文化振興へ、開通10周年の2009年4月、今治市に設立。自転車をそのまま乗せられる臨時列車の運行や観光ガイドツアー、サイクリングマップ作製、サイクリスト休憩所設置などに取り組んできた。 -
文化・スポーツ
鳩間島音楽祭実行委員会
小さな島に観客1000人集めライブイベント
人口60人ほど、周囲約4キロしかない鳩間島で毎年5月4日、千人前後の観客を集めて音楽祭を開く。民宿の庭で始まったイベントは屋外の広場にステージを変え、20回を越えた。 -
文化・スポーツ
肥土山農村歌舞伎保存会
農村歌舞伎を若手住民が上演。子どもだけの演目も
小豆島に江戸時代から300年以上にわたり受け継がれてきた「農村歌舞伎」を若手住民らが毎年、上演している。肥土山離宮八幡神社の境内には木造の「肥土山の舞台」(国指定重要有形民俗文化財)があり、そこで毎年5月3日に保存会のメンバーが中心となって -
地域間交流・移住促進
大歩危・祖谷いってみる会
宿泊施設が結束、外国人誘客に成果。波及効果も
大歩危・祖谷地区にある5つの主要宿泊施設が2000年に設立した。昔ながらの景観や歴史、暮らし、もてなしを大切に誘客に力を入れている。外国人宿泊者は12年には2000人余りだったが、19年には2万人を超えた。 -
自然・環境
福川こどもクラブ
海や川、山の自然を生かした「こども探検隊」育成
身近にある海や川、山などの自然環境を生かした「こども探検隊」の活動に十数年に渡って取り組んでいる。毎年30人程度の小学生が参加。専門家の指導や、ボランティアサークルの大学生が協力の下で、沢登りや洞窟探検など、普段はできない「冒険」を体験 -
教育・子育て
敷信村農吉
保育所を住民ら運営。給食に農産物導入し、販売も
人口3万5000人、広島県最北部の庄原市で地域住民の声から生まれた。出生数の減少で統廃合と民間委託の計画が進んでいた地域の保育所を、自分たちで運営するためだ。地域の農産物を給食に取り入れる中、販売にも事業を拡大。 -
防災・災害復興
川辺復興プロジェクトあるく
豪雨被害を機に、母親らが生活支援や地域づくり
西日本豪雨で被災した倉敷市真備町東部の川辺地区で、子育て世代の母親らを中心に結成した。当初はプレハブの拠点を開設し、住民への支援物資配布や地域外のみなし仮設住宅に出た人たちとのつながりづくりなどを実施。 -
国際交流・外国人
地域・教育魅力化プラットフォーム
島留学を拡大、都会の高校生を県全域で受け入れ
隠岐の高校に全国から生徒を呼び込む取り組みを「地域みらい留学」として島根県全域や全国に拡大するため、2017年に一般財団法人を設立した。地方と都市の生徒が刺激し合う濃密な3年間に生徒の意欲を育み、ひいては地域の活性化につなげることを目指す。